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2008年4月22日 (火)

人間通の喧嘩教育論 / 谷沢永一

01349597 本書は、いじめに関する社会通念やマスコミ報道などに疑問をなげかけ、人間の本質という観点から、いじめについて考察していったものです。

【人間はかぎりなくお互いに争う生き物なのである。人間は慾をもって生まれ、慾を満足させるために果てしなく競争する。慾は物質的な利得を欲するだけにとどまらない。慾は他人を出し抜きたいという衝動を生む。それが嵩じて他人に勝ちたいと願う。そこから、支配慾、権力慾、権勢慾が頭をもたげる。人間の一生は、自己顕示慾という果てしのない行動にかられて行われる限りのない闘争である】
(まえがきより)

こうした当たり前なんだけども、あまり意識してない(したくない?!)常識とまず向かい合い、いじめを「人間の本性に発する現象」ととらえる著者。みずからの体験談や日本の歴史・風土などをときおり交えながら、いじめのメカニズムにせまり、対処法を提言しています。

巷にはびこる教育評論家などのなまぬるい言葉とは違い、いじめられっ子(特にいじめを原因に自殺してしまう子供)に対しても容赦ない言葉が投げかけられ、読者の中には不快に感じる方もいるかもしれません。

私自身も内容すべてには賛同できませんでしたが、一味違った側面からみれたという点においては、物事を深く考えるうえでも、読んだ甲斐がありました。

人間通の喧嘩教育論 / 谷沢永一
PHP研究所(1996年)

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