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2009年6月12日 (金)

紗央里ちゃんの家 / 矢部崇

【第13回 日本ホラー小説大賞 長編賞受賞作】

思いっきり肩透かしをくらわされた作品でした。
というのも、一番知りたかった叔母さん一家の惨事に関して、何も解明されないまま幕を閉じてしまっていたからです。

いくらホラー小説とはいえ、物語の核心とも言うべき部分がこんなんでは、いったいどこに楽しみを見出せばよいのでしょうか。

当然、読後の満足感なんて得られるはずもなく、やるせなさだけが大いに残りました。

【あらすじ】

僕たち家族が毎年恒例としている行事。
それは、夏休みを利用して、叔母さんの家まで泊りがけで遊びに行くことである。

ただ今年は、受験を控えた中3の姉と母が家に残ること。そして、数ヶ月前に叔母さんから突然電話で知らされた祖母の死のこともあって、いつもとは少し違っていた。

しかし、祖母の死後初めての訪問となった叔母さんの家では、僕らをより困惑させる新たな変化が待ち構えていた。

到着した僕と父さんを出迎えてくれた、全身血まみれの叔母さん。家の中はというと、変なにおいが充満し、中2になる従姉の紗央里ちゃんがなぜかいなくなっていたのだ。

挙動不審な行動が目立つ叔母夫婦を見ているうちに、次第に祖母の死についても疑念を抱き始めた僕は、こっそり家の中を探索してみようと思いたつ。するとそんな思いが通じたのか、洗面所の床から干からびた指の欠片を見つけてしまう。

はたして叔母さんの家ではいったい何が?!

紗央里ちゃんの家 Book 紗央里ちゃんの家

著者:矢部 嵩
販売元:角川書店
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